「アベノミクス効果、中小企業に及ばず」を読んで考えた

アベノミクス効果、中小企業に及ばず……1~3月、円安先行で採算伸びなやみ
http://news.mynavi.jp/news/2013/05/09/200/index.html

中小企業家同友会全国協議会が2013年1月~3月の景況感についての調査結果を発表しました。
詳細は、上記のニュースを見ていただくとして、私自身はやはりここで一旦小休止かなという気がしました。

昨日(2013年5月8日)には、トヨタ自動車の利益が大幅に増加したニュースが、マスメディアでたびたび紹介されていましたがトヨタ自動車は、特別競争力のない会社ではないし、ある意味普通にしていてもそれなりの利益を生むことができる優良企業だと思うわけです。

では、実際に景気を左右するのは、日本の中の労働者人口の大半を占める中小企業が元気になってきたかという点に注目する必要があると考えています。中小企業が全体的に元気になってきているということは、世の中の大多数の労働者の所得が増加してゆく可能性が高いということになりますので、ここで初めて景気の上昇と物価の上昇が良い方向へ動く流れになってくると思います。

中小企業は、グローバルな取引はそんなに大きくはないので(大きいところもありますが)為替相場の直接的な影響は、受けづらいし、どちらかというと輸入製品の円安による高騰の影響の方が、強く受けると思います。

アベノミクスを展開するときに、政府の委員などには、大企業系の方が多く呼ばれている印象がありますが、本当に景気を良くしたいのであれば中小企業の経営者で、とがったところをもっている人なんかを任命すると新しい方向が生まれてよいのではと考えます。

いわゆる大企業の人の意見を聞いても、どこかの学者が話している意見と基本的には、大差ないものになってしまうことが多いのではないでしょうか。

GDPベースでは、大企業の影響力は大きいと思いますが、実際の消費活動は大企業が行ているわけではないというところを考えれば 、わりあいシンプルに答えが出てきそうな気がします。


 

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