このまま行くと消費税は、2014年4月からアップされそうです。そのタイミングに向けてPB(プライベートブランド)商品の強化を各社はじめているようです。
ライフコーポレーションの岩崎高治社長は2日、ヤオコーと取り組むPB共同開発の発表会見で、こう力を込めた。それぞれ販売する独自のPBと別に、共同PBの第1弾としてカップ麺やトイレットペーパーなど約20品目を加える。
PBをめぐるこうした動向について、調査会社の富士経済は「コモディティ(普及品)化している品目で低価格商品の開発が進み、PB食品は今後も継続的な市場拡大が見込まれる」と指摘。今年1月に公表したリポートで、PB食品の市場規模が2017年には3兆2093億円と、11年比33.1%増になると予測した。
中堅のスーパーは、大手ほどの開発力や販売力がないところを共同開発で乗り切ろうとしているようですね。PBは、これからまだ伸びる分野として力を入れているようです。
サラリーマンの月給に当たる所定内賃金は今年7月まで14カ月連続で減少が続いており、今後予定される消費税増税もあって消費者のデフレ志向は簡単に払拭できない-というのが小売り業界の共通認識だ。
結局は、このあたりの理由に落ち着くのかもしれません。景気回復を願ってもまだまだ普通の人には恩恵が回ってきていない中で、デフレ対応としての強化があるのかもしれませんね。