日本銀行(日銀)は、8月の国内企業物価指数を発表しました。5ヶ月連続での上昇。これは、デフレ解消も近いのでしょうか。
日本銀行は11日、2013年8月の国内企業物価指数(速報値、2010年=100)を発表した。それによると、8月の国内企業物価指数は前年同月比2.4%増の102.5となり、5カ月連続で前年を上回った。前月比では0.3%上昇した。
前年と比べて上昇した品目は、石油・石炭製品が前年同月比16.0%増、スクラップ類が同14.7%増、製材・木製品が同12.3%増、非鉄金属が同9.5%増、電力・都市ガス・水道が同8.5%増などとなった。
一方、低下した品目は、情報通信機器が前年同月比5.1%減、電気機器が同1.6%減、輸送用機械が同1.3%減、電子部品・デバイスおよびパルプ・紙・同製品が同ポイントの同1.1%減などとなった。
輸出物価指数は、契約通貨ベースでは前月比0.1%減、前年同月比1.9%減の98.9、円ベースでは前月比1.2%減、前年同月比12.6%増の106.0となった。輸入物価指数は、契約通貨ベースでは前月比0.4%増、前年同月比0.2%減の112.2、円ベースでは前月比1.0%減、前年同月比17.6%増の121.8となった。
企業物価指数は、企業間で取引される商品全般に関する物価の変動を測定するもの。原則として、国内品は企業が出荷する段階の価格を、輸出(入)品は企業が輸出(入)する際の通関段階の価格を調べている。
私自身は、それほどこういう統計データに強いわけではありませんが、製品というより素材関連での物価上昇があるようですね。製品の物価上昇はこれからといことでしょうか。