風の谷のナウシカやトトロなど、さまざまな名作アニメを制作してきたスタジオジブリの屋台骨、宮崎駿監督が引退会見をしたました。
ぼくは、あと10年は仕事をしたいと考えています。自宅と仕事場を自分で運転して往復できる間は、仕事をつづけたいのです。その目安を一応“あと10年”としました。
もっと短くなるかもしれませんが、それは寿命が決めることなので、あくまでも目安の10年です。
ぼくは長編アニメーションを作りたいと願い、作って来た人間ですが、作品と作品の間がずんずん開いていくのをどうすることもできませんでした。要するにノロマになっていくばかりでした。
“風立ちぬ”は前作から5年かかっています。次は6年か、7年か……それではスタジオがもちませんし、ぼくの70代は、というより持ち時間は使い果されてしまいます。
長編アニメーションではなくとも、やってみたいことや試したいことがいろいろあります。やらなければと思っていること--例えばジブリ美術館の展示--も課題は山ほどあります。
これ等は、ほとんどがやってもやらなくてもスタジオに迷惑のかかることではないのです。ただ家族には今までと同じような迷惑をかけることにはなりますが。
それで、スタジオジブリのプログラムから、ぼくをはずしてもらうことにしました。
ぼくは自由です。といって、日常の生活は少しも変わらず、毎日同じ道をかようでしょう。土曜日を休めるようになるのが夢ですが、そうなるかどうかは、まぁ、やってみないと判りません。
ありがとうございました。
このように述べています。長編アニメーションでないものをやってみたいと言っていますね。それが短編のアニメーションなのか、それとも実写系の何かはわかりませんが、今度は何を見せてくれるかも楽しみになりますね。
アニメは、子どものころからよく見ていましたし、風の谷のナウシカは、劇場でも複数、テレビでOAされるたびに見ていた好きな映画です。他にも、宮崎駿監督の作品は、独特の世界観があってとても好きなので、この世界観を長編アニメ以外の世界でどのように表現されるかを楽しみに待ちたいと思います。
みなさんは、どのように感じましたか。