潘基文(パンギムン)事務総長は、強気のコメントが多い気がする

潘基文(パンギムン)は、それぞれの問題に強気のコメントが多い気がしませんか。日本との間でも中立というより、韓国寄りのコメントを発表したり、いままでの事務総長とは違うイメージを最近持ち始めています。

【ニューヨーク=春日芳晃】国連の潘基文(パンギムン)事務総長は3日の記者会見で、オバマ米大統領がシリアへの軍事介入に議会承認を求めていることについて、「合法な武力行使は自衛か安全保障理事会が容認した場合だけだ」と述べ、安保理決議に基づかない軍事介入は国際法違反とする立場を初めて明確にした。

シリア攻撃に向け、上下両院議員へ働きかけを進めるオバマ政権を強く牽制(けんせい)した形だ。国連分担金の最大拠出国で、安保理常任理事国として国連に大きな影響力を持つ米国に対し、潘氏がここまで踏み込んだ表現を使うのは極めて異例。

潘氏は「世界の平和と安全は安保理が主要な責任を負っている」と強調し、「(シリア情勢に対し)どのような行動を取るべきかは安保理が検討しなければならない。全ては国連憲章の枠組みの中で決められるべきだ」と主張。「さらなる流血を防ぐため、懲罰的措置が与える影響を考慮しなければならない」として、あくまで政治解決を目指すべきだとした。

いままでは、事務総長といっても結局は常任理事国(特にアメリカ)の意見に配慮して、国連中心主義といいながら結果的にアメリカ中心主義のようになっていたところもあったような気がしますが、今回の潘基文(パンギムン)事務総長はどうも今までの人とは、少々違う立ち位置にいようとしているように見えます。

韓国主出身ということで、どうしてもアメリカ寄りのコメントが多くなるだろうという想定があったのでしょうが、このような発言をされたことでオバマ大統領もシリアへの攻撃はやりにくくなったのだろうなと感じます。

私自身も、ここで攻撃することは結果的に冷戦構造に戻るような形(実際に戻るということではありませんが)になるように見えています。ここは、過去の反省も踏まえて新しい視座を獲得してほしいなと感じるところです。

これで、アメリカが攻撃をやめて、シリア問題が解決されればこの人の評価も高まるのでしょうか。どうなのでしょうかね。

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